エアコン処分に関係する法律を事前にチェック

エアコン処分に関係する法律を事前にチェック

エアコン処分に関係する法律には、家電リサイクル法とフロン回収・は解法の2つがあります。このうち家電リサイクル法は、一般家庭や事務所から排出されたエアコンなどの特定家庭用機器廃棄物をリサイクルするための法律です。エアコンを処分する場合は、リサイクル料金と収集・運搬料金を支払って家電量販店や自治体などに引き取りを依頼する必要があります。リサイクル料金はメーカーごとに異なりますが、一般的には3,000円~5,000円程度です。収集・運搬料金は小売業者ごとに異なりますが、一般的には1,000円~3,000円程度です。もう一つのフロン回収・破壊法は、エアコンなどのフロンを含む機器を処分する際に、その回収と破壊を義務付ける法律です。フロンはオゾン層を破壊する温室効果ガスの一種で、環境に悪影響を及ぼします。フロン回収・破壊法は、業務用エアコンや家庭用エアコンの区別なく適用されます。エアコンを処分する場合は、フロン回収・破壊法に基づく許可を受けた業者に引き取りを依頼しなければなりません。フロン回収・破壊法に基づく料金は、一般的にはリサイクル料金に含まれています。エアコン処分は、環境保護や資源の有効利用の観点から、以上の法律に従って適正に行うことが重要です。

エアコン処分は家電リサイクル法を守る必要がある

著しく温度が変動する夏と冬を快適に過ごすためにエアコンは必須のアイテムですが、使用において寿命があることを認識する必要があります。使用中に異音や異臭がする場合は、内部で異常が出ている可能性があるため使用をやめるほうが安全です。無事であっても10年が使用目安で、表記テープの年代を見て前後の時には買い替えのタイミングです。実際に買い替えなどでエアコン処分を決めたときに、必ず守らないといけないのが家電リサイクル法です。家電リサイクル法は希少な部品の再利用の促進と、家電の中には環境に悪影響を与える物質があるため安全に廃棄するための仕組みになります。家電リサイクル法は法律と結び付けられており、違法なやり方で廃棄した場合には刑罰の対象になります。それを踏まえたうえでエアコン処分をするときには、必ず専門業者に任せる必要があります。専門業者は基本的に家電量販店で資格を持つ人材が常勤しているので、買い替えるときには依頼すれば実行してくれるのでお勧めです。ただし引っ越しなどで処分するだけの時には、専用の資格を有している業者に委託することになります。

著者:山岡英生